《勝浦市部原の廃隧道》 【7:変わり果てた姿に大ショック!】

探訪日:2010. 3.20
提出開始日:2010. 4.17
この頁完成日:2010. 4.21
 
さてさて今回の再訪で、一番の目的だった“第一隧道”にmax氏が先に到着しているのであります…。
とりあえず…「隧道の前と中も撮っておいてー」だなんて無理を頼んであったのでした。f^^;


 
↓↓↓という訳で、ここから下は…私が居ない間にmax氏に撮っておいてもらった画像です。↓↓↓
 

ここは…2ページでご紹介した“第一隧道”の南側坑口前になります。 お節介ですけど⇒【現在地

あぁ………
真っ暗の●
な南側坑口。
洞内を除くと…真っ暗…光は全く無い…
聞いた通り、閉塞隧道になっていたのだ!!
1年前は《辛うじて光が見えてた》のにぃ…
あわわ…お約束どおり前照灯を点灯!?

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・■・・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


しかも、ここで毎度お馴染み…
“撮影位置インジケーター”も出やがった!

つー事は、この穴へ入れ!って事かよ!?
私だったら、1人で入るの嫌だなぁ…f^^;
(↑頼んでて…それは無責任じゃない?)
 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・■・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


2ページの時》とほぼ同じ位置で撮った画像ですが…
今日は不思議にライトが暗く感じます!

もちろん当時と同じカメラ(設定も全て)とライトで撮影です。

おや?この画像は何んだべ?

後でmax氏に聞いたら…
マックス♀(犬)のリードが足に絡まったのを解いた時に、何かの拍子にシャッターボタンを押してしまい気づかなかったらしいw
という事でした。(笑)

つまり…洞内にはmax氏とマックス♀だけなのでありまーす!この時、私は他で仕事中。

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・■・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


そろそろ中間地点です。
先ほど上の画像が暗い理由は…

★(少しでも)貫通している洞内は、風が抜けるので全体的に乾燥していて…岩も白っぽく光を反射して明るく見える。
☆閉塞した洞内は、全く風が抜けず全体的に湿気が溜って…岩が黒っぽく変色して光を反射し難くなっているから暗く見える。

という訳で本日は☆の状態だと思います。
洞床の岩が…『煎餅(新しい物)』みたいな感覚は少なく、奥へ進むに連れて『カロリーメイトブロック』みたいな感じにもなっています。
 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・■・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


比べて見るとお分かりだと思います…
奥を照らす
2ページの同位置
閉塞の洞内は靄…
モヤっています!
今日は“パリッバキッ”が無い洞床…
全体的に湿気ており黒っぽい感じがします。

その中には…最近落ちたであろう、真っ白な岩がチラホラ見えます!

こーやって今日もポロポロ…
明日もポロポロ…
明後日もポロポロ…
毎日ポロポロ…

百年後には、穴の位置がこの上の山地表近くまで移動してしまうかも知れません…w
そーなって欲しくはないなぁ…
何年経っても残っていて欲しいものです。
今日、一番目を引いたのは…
前回、訪れた時には無かった『黴』です!
湿気が凄い洞内…黴カビカビカビだらけ。
:(;゛°’ω ’°): うわー嫌だぁ………

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・■・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


そろそろ…閉塞地点に近づいていきます。
ホントに閉塞かい?どっかに隙間ないかな?
ではここで…《照明を消しちゃう!キャー!
 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・・・■・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


北側は…
もちろん洞内が落盤したのではなく、
外から土砂が流れ込んでおりますw

前回見た大きな岩は新しい落盤の下に埋もれております!

2ページの時は、
こんな感じ》でした。

 撮影位置インジケーター 
 南口 ⇒ 北口 
 ・・・・・・・・・・・・・■・ 
 ※矢印はカメラの向き 


もっと接近でーす!

※上下で1セット。


これらの画像を撮っている時、後ろから突然「maxさーん!」
って声が…!?

max氏はきっと…
Σヽ( °д °;)ノ
ビックリした筈だよ。

 撮影位置インジケーター 
 南口 ← 北口 
 ・・・・・・・・・・・・・■・ 
 ※矢印はカメラの向き 


(多分ビックリして)
max氏が声のする方向へ振り返ると、
私(まきき)が立っていたのだ………
しかし…見えないw

私が坑口前から洞内を覗いている時にmax氏が撮ってくれた筈なのに…私の姿は光に同化してしまい見えない?

コレを撮ったら偶然にもSDカードが満タンになってしまい、max氏とマックス♀が一旦外へ出ます。

隧道から出てきたマックス♀と左に(辛うじてズボンだけ)max氏。f^^;
予定時刻より約20分遅れで、私も“第一隧道”に到着しました。
結局私は…やっつけ仕事でサッサッと用事を済ませ、南側から再びこの廃道を急いで上って来たのでした。。。。°゛ノ(>o<)ノ 疲れたー

ありゃ? 再開の瞬間を撮ったと思ったら…
目の前の真っ暗な坑口に動揺してしまったらしく、それを忘れました。
先に入洞したmax氏から洞内の様子を聞くと…ビビっている私。f^^;

画像は…max氏から私のカメラを受け取り、SDカードを交換した直後に試し撮りしたものです。
さぁー、それでは…やりますかー。

 
↓↓↓さて、ここから下は…SDカードを交換して、max氏・マックス♀、そして私も一緒にもう一度洞内に入ります。↓↓↓
 

さぁーて…
勇気を出してー、南側坑口を覗く…

ホントに向こうが見えない…w

あぁ………
真っ暗な●
な南側坑口。
嫌だナぁー………ww
ライトON! チィーーーー……(インバーターの音)
HIDランプが冷えていると、直ぐに明るくならないのがじれったい。
私のライトは、“隧道用仕様”という事で…『光束立上げ促進制御』をしない様に改造してあるので、明るくなるまで1分位掛かるんです。

とにかく、今日はその待ち時間が本当に待ちきれない………
早く洞内を見たい! カメラしっかりブレてますww
Σ( °o °;)!? あにゅ?
今、何か目の前を落ちなかった?
ホラ!また!?天井からポロって?

……………………………………???
ウヒャー!!!!( °ロ °ノ)ノ

天井からゲジ落ちてきた!

その瞬間は《こんな感じ》でした。

もちろん、落ちてきたオオゲジさんは…直ぐに何処かへ逃げて隠れてしまいました。
上の画像で光を当てた所には、オオゲジさんがチラホラ居ました!
ピンクので囲ってみました。
おおっ!?今度は蝙蝠さんの姿も…
ウオーターブルーの
もちろん、近くにはゲジさん。^^;

因みに…max氏は全然平気なのでした!!
私は、この時初めてオオゲジが天井から落ちるのを見ました!
以前『学生服のヤマダ』氏に…
「リュックに落ちてきた事がある!?」
って聞いた事があるけど、ホンマやわ!!

しかし…落ちたゲジさん、逃げ足速いのw
直ぐに見失います!
もちろん、今日の洞床は湿気っています…
黴臭いし…ジメジメしていて、本当に不快!

この後、私はmax氏とマックス♀を無理矢理洞外へ連れ出す様に逃げ出しました!

 
その後、暫く隧道の外で「突撃~!」なのか「やっぱりモー嫌、帰るー」なのか…モジモジしている私。
まぁ…今回はmax氏が撮っていてくれたから、これで帰っても別に問題は無い訳ですし…。f^^;
とりあえず…max氏がこの隧道を“迂回する尾根道”が在るのを見つけていたので、そこへ上がれる所を探しに行く事になりました。
が、私はまだ隧道を離れられない…困ったさんは「あーでもないこーでもない…」どーすんのさ? 結局、私は隧道の前でお留守番。f^^;
↓↓↓という訳で、ここから下は…max氏がちょっと居ない間のお話になります。↓↓↓
 

うん、無害な虫だよね………
攻撃なんかして来ないんだよね………
彼らは逃げているだけだよね………
たまに落っこちる…彼らだって怖いんだね。

max氏は平気だったじゃないか!
まききよ、自分も男だろ?忘れたか!?

ヨーし…気合だぁーーー!
と、再び入ってみたものの…

ゲジゲジ祭り!


ピンクのは全てゲジゲジ!動いていますw
 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・・■・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


そろそろ…閉塞地点に近づいていきます。
上が気になるけど、前方も気になる…。

因みに、カメラは水平です。
つまり、洞内はこんな傾斜の上り坂ですね。

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・・・■・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


こんな岩が落ちてきたのか…ww
明らかに以前の岩はこの下敷きですね!!
 撮影位置インジケーター 
 南口  北口 
 ・・・・・・・・・・・・■・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


その上(光が集中している所)に上れば…
ひょとしたら、少し位は隙間が在ったりして?
なーんて考えちゃうと…

まぁ…こーなりますよね。f^^;
(落盤に上りながら後ろを振り返った。)
 撮影位置インジケーター 
 南口  北口 
 ・・・・・・・・・・・・・■・ 
 ※矢印はカメラの向き 


岩がゴロゴロしてグリップが突然失われて上り難い…。

あっ!もし、目の前の岩がこっちへ転がってきたら…
ちょっと怪我をする程度では済まなそうな気がします!
(今思うと怖えーw)
 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・・・・・■ 
 ※矢印はカメラの向き 


動画で撮った様に、
完全に向こうからの光は見えません!
(消灯した画像無し)
↑真っ黒な画像を
ペイントソフトで描いても同じかも?
だから消灯した画像は撮ってません。

 
↓↓↓さて、閉塞を確認したので…クルッっと180°後ろを向いて脱出しましょう。↓↓↓
 

 撮影位置インジケーター 
 北口 → 南口 
 ■・・・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


北側坑口を塞ぐ土砂の上から洞内を見てみましょ。^^/

※上下で1セット。

 撮影位置インジケーター 
 北口  南口 
 ■・・・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


わ゛ゎ゛っ!?
天井!天井~!!
今、気が付いたよ!

お好きな方は…
ズームイン!

因みに、この画像の中に4匹居ます!

 撮影位置インジケーター 
 北口  南口 
 ・・■・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


洞床に下りました。
 撮影位置インジケーター 
 北口 ↑ 南口 
 ■・・・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


その位置のまま、
天井を見上げる…

真っ黒に密集していないだけマシです…

いくつ居るかな?

 撮影位置インジケーター 
 北口 → 南口 
 ・・・・・・・■・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


中央部の落盤です。
2ページの同位置

ホント今日は光が吸収されて暗い…。
と、その時…マックス♀が洞内まで迎えに来てくれました! ヾ(@^▽^@)ノ 嬉しー♪

max氏がこの隧道を迂回して北側へ抜けるルートを見つけて戻ってきたのだ!

その迂回ルート…実は完璧な尾根道で、今回の2連の隧道が在る廃道が出来る前に活躍した道だと思われます。(ほぼ平行してる)

ほとんど垂直な斜面を登って…また登る…

“第二隧道”(←無かった)の近くから、一気に斜面を登るとその道に出るのです!


その尾根道もご紹介したいのですが…
今回は容量の都合で割愛する事にします。
(いづれこの近くの隧道と共にレポート予定)

さてさて…
その尾根道を進み、
“第一隧道”北側へ到着しました!

長い間トンёコレトップに出ていた隠しタイトル画像です。
max氏が撮ってくれました。^^/

坑口上からドバッ!
って土砂が崩れ落ちたんですね!


因みに…私のカメラ+腕前ではこの様に撮れませんw
ところで…上の画像で私が居る場所、以前は上部に隙間が在りましたよね!
おぉー!!もしかしたら…
完全閉塞ではないのかも!?
隙間を覗いて見ると…
確かに、僅かな風が抜けているみたい…
しかし、光は全く見えません!
もちろん、洞内からも…
でも、風は僅かだけど抜けている…

ちょっと掘れば…隧道は再び“生き返る”事が出来そうです!!
しかし、max氏曰く…
“その上からの落盤のリスクが大きい”ので、
むやみに近づくのは避けるべきでしょう…。
(↑おーい、自分の事を棚に上げてるぞー)
 
ハイ、という訳で…昔からほとんどの地図に載っていて気になっていた道と隧道を調査する事が出来ました。
当初はまさか!こんなに早く第一隧道が閉塞するなんて思っていなかったので、今回は本当に驚きました!
管理されぬ隧道が崩れると…そのまま廃隧道になってしまい、その前後の道も死んでしまう!寂しい限りです。
千葉県内でも少しずつ数を減らしている素掘隧道…1つでも長く残り、そして活用され続ければイイなぁ…。
せめて、記録に残し皆様にお伝えする事が私達に出来る最低限の事でしょうか…。
今回のレポート、大変長々となりましたが…最後までご覧下さいまして誠にありがとうございます。何かのお役に立てれば幸いです。
 
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