《勝浦市部原の廃隧道》 【2:嬉しくないけど…嬉しかった!】

探訪日:2009. 2. 7
提出開始日:2010. 3. 9
この頁完成日:2010. 3.16
 
今回もそーなんですけど、コテコテの廃道の奥に“閉塞寸前”とか“向こうからの光が見えない”廃隧道を見付けちゃうと…
“物理的に入れない”っていうのが一番嬉しかったり…。もし入れそうなのに放っておくと、後々気になってしまったり後悔する事になりますよね。
当時はまだ“一緒に廃隧道へ行ける友”なんて居なくて…これからも「1人寂しくおっかなビックリ隧道巡りをするんだろう…」って思っていました。
トンёコレだって1年続けばイイとか思っていたし…。 そもそも、その後にそーゆー友達が出来るなんて全く想像すら出来ませんでした!
今となっては…色々な方に出会えて色々学べて本当にありがたいのなんの。(幼少の頃から人見知りな私にしてはとんでもない発展!ですの。f^^;)

さぁーて…勇気を出してー、その坑口を塞ぎかけている土砂の上に上って見ました!

ふほぉ~!埋まってますか!
ヤッタ~!セーフ・せーふ…
セーフ………!?
うがっ!?

一歩前へ出ると、下に穴が開いています!
あーぁーあーぁーあああーあーあーあ…
弱ったなぁ…。あぁ………(ため息)

その土砂の上から後ろを振り返ると…
おーぉっと!結構高いw
幸いなのか…不幸なのか…
この土砂の山を下りても、洞内から上れそうな気がします…。
いや、もし下りたら…
突然洞内へ土砂の山が崩れて出口が塞がるって事はないだろうか?
なんて事が脳裏を過ぎると一歩踏み出すのが怖くなります…。
(画像はビクビクしてブレたのでサーバー容量節約サイズです。)

 撮影位置インジケーター 
 北口  南口 
 ・■・・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


そーやって洞内を覗いていたら…
洞内へ落ちた!(←ウソ)

洞内へ慎重に下りて、坑口を塞ぎかけている土砂を振り返って見ました。
幸い土砂の山は崩れたりしなそうでしたが、
上からデカイ石が今にも落ちてきそう…^^;

 撮影位置インジケーター 
 北口  南口 
 ■・・・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


ハイ、もう一度その北側坑口を塞ぐ土砂の上から洞内を見てみましょ。^^/


あー良かった~
開いてて良かった♪

そういえば…
水没も大丈夫だヨ!

嬉しいからー
デカイ画像でどうぞ。
(2つの画像を合成)
洞床に下りました。
(上の画像全体中心に洞床の位置で撮影)

地層の線が見事ですね。

洞内をデカイ画像でお見せしたかったけど…
ブレ気味の画像だったのでこれが限界ッス。
 撮影位置インジケーター 
 北口 → 南口 
 ・・・・・・・■・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


よくあるパターンの
中央部に落盤です。
そうして洞床に積もった岩の中に…
如何にも“アンタ、最近落ちたでしょ!”てな岩も幾つか見つけちゃいました!

冷蔵庫に暫らく入っていたチーズの様に…
表面が酸化して色が変っているけど、切ってみると内部は白に近い“新鮮★”って感じ。

今、こーしている間に地震でも起きたら…
あぁー怖いぃ~長居は無用! 三 (lll´Д`)

 撮影位置インジケーター 
 北口 → 南口 
 ・・・・・・・・・・・■・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


後半は穏やかです。
 撮影位置インジケーター 
 北口 → 南口 
 ・・・・・・・・・・・・・・■ 
 ※矢印はカメラの向き 


普通はさぁー隧道を抜けた先には…
ぱぁーっ!と
 が向こうに見える♪
つーのが定番でしょーよ!この地形なら…。

正面のモジャモジャの先は絶壁です!

先ほどのモジャモジャから振り返ると…
ど~ん!
と南側坑口。
ホント垂直な壁面の下に開いている隧道です!

今まで見てきたパターンですと…
大抵は坑口を塞ぐ様に上から土砂が積もっている例が多かったですよね。
しかし、意外にもこの隧道南口にはそういった外からの落盤が一切見られませんでした!
もう一度坑口から洞内を除きました。

こーして見ると…
閉塞しかけのやや上り勾配ですか。
下り勾配だったら凄く嫌ですけど…やっぱりどっちでも閉塞っていうのは嫌ですね。^^;
しかも、この隧道は落盤だらけですしw
一歩下がって、この隧道を後にして次の隧道へ急ごうと思ったけど…
(手が勝手に)再び前照灯を点灯!?

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・■・・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


Σえ゛ぇーっ!?
こちらから見た様子を撮り忘れたからもう一度入るってか!?(体が勝手に…)

 
↓↓↓という訳で…ここから下は南側からもう一度洞内へ入ります。↓↓↓
 

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・■・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


一見、地層の模様に騙されますが…
ライトの光が水平ラインだと思います。
 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・■・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


天井が凹んでいる辺りが中間地点です。

何となく、天井の凹み具合と洞床に積もった凸の量が一致しない気もします。
洞内を歩くと、 パリッ=3 バキッ~☆ って爽快な音が響き渡ります。
 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・■・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


北口手前の僅かな部分だけは、天井や側面からの落盤は無かった様です。
(ライトの光の手前)
その“パリッバキッ”を奏でる洞床です。
砂埃が積もっている岩に混じって、真っ白な岩は本当に最近落ちた物でしょうね!

地震はもちろんの事、日々の温度差が激しい季節の変わり目などでも頻繁にポロポロ落ちると思います。

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・■・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


ここだけ、落盤が少ないので本来の洞床の様に見えますが…やっぱり元々の洞床はもっと下に在った筈でしょうね。

手前左側の岩は外部から流入してきた土砂に埋もれかけていて、その表面だけが顔を出している訳なんです!
 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・・・■・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


北側は洞内が落盤したのではなく、
外から土砂が流れ込んでおりますw
怖っ!こーんな岩が落ちてくる前に外へ出ましょー。ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
ハイ、また北側坑口前の土砂上。


ハイ、そんなボロボロな隧道さんを1往復して…現在地は右の地図で青いマークの辺りです。しかし、間違えているかも知れません。
ハイ、問題発生なのですが…右の地図と現地の線形が微妙に異なっているのです!隧道はこんなに長くなく曲がっていないんですけど…。^^;

確かに、隧道を出て直進する様な道はありません!(落ちます
隧道を出て左を見たのが左画像で、ちょっとした広場がありますが道は無かった様です。
隧道を出て右を見たのが右画像で、この先は道が在り…右手は垂直に切立つ法面で左手は谷という険しい地形を進む事になりそうです。
《画像は横に2つ並べる為に小さくなっておりますが…の中の画像はクリックすると、もう少し大きいサイズが出ます。》

どうやら道は、隧道を抜けたらカクッって右へ折れて進む事になっている様です。先ほどの地図はここも隧道だとを間違えたのでしょう。

おっと、忘れずに…
デカイのでどうぞ、
南側坑口です。
 
いやいや…f^^;。始めっから今にでも閉塞しちゃいそうな廃隧道にビビッっちゃいましたけど、この先も道が続いています…。
何となくこの先の隧道もそんな“穏やかではなさそう”な予感がしますが…とりあえず行ける所まで行ってみますかぁ~。あー心細いヨー。
 
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