《(市原市平蔵の)素掘隧道兄弟》 【4:真相はいかに…】

探訪日:2009. 2. 4
提出日:2009. 7.21
 
思わぬ大発見の連続!そして…思わぬ幸運までも!真冬なのに一人で熱くなってました。f^^;
だから今年の冬は風邪を引かなかったのだろうか…。えっ?カバは風邪を引かない…ですって?なるほど、そりゃ嬉しいなぁ~♪^^/

あの思わぬ大発見!!(自分の中では)から一ヵ月を経過してしまったある日、またここ平蔵地区にやって参りました。
前回(3ページ)までの探索の後、自宅でYAHOO!地図の航空写真モードと地図モードでは微妙に道筋が違っているのを改めて確認しました。
(↑このレポート作成時点までの状態です。もしYAHOO!地図が更新されてしまった場合は、その前の状態はこちらをご参照下さい。)
現在地は右の航空写真で[+]の辺りで、北東(右斜め上)に向かって撮りました。右上の森とハゲ山の境目が怪しいですよね!


詳しい地図で見る ←動く地図はこちら
てな訳で…今日は右上の地図で[+]の辺りを調べに来た訳です。

かつては左上の画像(地図の左)の様な感じで坑口が開いていたんではないでしょうか?

そしてまだ飽き足らず…左下の画像は通り過ぎて反対側からのアングルになります。

YAHOO!地図の描き方からすると…
この辺りが改良される前はこんな感じだったのだろう…と想像して描いてみました。
ピンクが隧道でウォーターブルーが道です。
隧道を抜けたら…急に右カーブ!?
または、隧道の南口付近が急カーブ!?
どちらにせよ、凄い道だったんでしょうね。

《画像にマウスカーソルを重ねるかクリックするとピンクウォーターブルーが消えます。》

先ほど二つの作図した下の画像で左側に電柱が立っていますが、その電柱から問題の方向を見たのがこの二つの画像です。
森とハゲ山ではあまりにも“明るさが違う”ので、パノラマが上手く合成出来ずにそのまま並べました。(本当は森とハゲ山の堺が重なります。)
う~ん…いままでここを何回も通っているんですけど、もちろんここに隧道が在ったなんて全く想像すらした事はありませんでした。

正面から問題の法面をじぃ………と見る。
(通過する車から見ると変な人が立っている)


テレビ番組の『アハ体験』じゃないけど…
あれれ…!?ホ~ラ見えてきた!
左側の森の斜面と右側のハゲ山の法面との境目に“穴らしき影”を発見しました!
近寄って、道路からの所を見上げます。(左画像)
一旦は埋め戻された坑口の一部が露出した様に見えます!!

では…もう一度助走して、あのの所まで斜面を駆け上がります~。
おっと!その前にもちろん左右から車が来ない事を確認してから!

さ~て、そのの所に近づくと…。穴なのか…ただの凹みなのか…微妙…。^^;
右側は完璧にただの凹みらしく、奥行きは数十センチでした。でも、その左の割目はちょっと奥が深そうですよ!

閉塞した隧道の反対側が気になって今日はここへ来たんですけど…

そもそも道が大幅に改良されていて、あの様に(3ページ)の様に“埋め戻された”様に見えるという事は、こちらに穴なんて開いているハズは無いと思いますが…
でも…この割目、気になります。
ひょっとして…
長年の侵食か何かで、埋め戻された坑口の一部が地表に現れるとか…。

この割目の下に巨大な空間でも無いかな~
なんて、それを期待して覗いてみます。

あんれ?
ライトを照らして見ると…本当に空間が!?
ところが…
その割目、あまりにも小さくて困りました。
HIDライトにカメラをセットすると入らないの。
そもそもデジカメは擦りながら入るけど、ライトは絶対に入らない穴なんですもん!
ヨーシ、それならば…
腕まくりして、片手でカメラを突っ込んでみますか。(左画像)
ゆっくり前進…。(右画像)
ハイ、腕が限界まで入ったところで撮影。

この時、思いました!
もし、ここでカメラ落としちゃったら…
回収はちょっとやそっとでは不可能かも
それと…この穴に猫なんかが落ちたら上れないかも!?あぁ…真下に続く恐ろしい穴。
それだけは決して遭ってはならない…。

そして、穴に腕を突っ込んでいて最終的に頭を過ぎったのは…
中がどうなっているか判らない穴に手を入れたら…ヘビとか動物が冬眠していてカメラを噛み付かれちゃった!なんてネ。
まぁ…そうなったら凄いショットですけど…
そんな恐怖を感じながら…
そのままちょっと右を撮影。
(パノラマ不能だけど上の画像の右側。)

しかし…これが隧道とどう繋がるの?
ハイ、確かにそれを突っ込まれると弱いんですけど…。f^^;たとえば、コンクリ巻き立ての一部とか坑門の一部なんかでもここで見えたら納得なんですけどねぇ…。
でも、彼は素掘だったからそれは無いです。

先ほど覗いていた割目と凹みは右の画像のの所で、その左のの辺りにも幾つか割目を発見しました!(左画像はそのに接近です。)
もちろん、の割目も覗いてみましたが…全て奥行きは10cm前後でした。な~んだ…残念。
う~ん…この辺りにこういった割目が沢山出来ているというのは、どういう事なんでしょうか???
坑口を塞いだ土が地中に流れたり締まって陥没して出来たものと私は思いますが、真相はいかに…?

では…そのの右の藪を越えて高巻きして隧道の位置を確認しよう~!
と思ったんですが…ダメです 背丈を越える想像以上の激藪で、しかも痛い植物が多くて1mすら進めませんでした。(ToT)

という訳で諦めて道路に下りてしまいました。

すると…正面の木なんですけど…
♪あの~木、何でか?気になる木~…

それは、正面に立っている4~6本の木だけが異様に細いと思いません?
この近辺の他の木より若いという事は…
その木に近づいて見ました。

やっぱり、ここにかつて坑口が口を開けていて埋め戻して木も植えた…。
そう思いますが…如何でしょう?
少し上ってみました。

人工的に盛られた斜面なのか…?
それとも天然の斜面なのか…?
やっぱり、決定的な証拠は発見出来ず…。

その木の前から現道を眺めます。
もちろん、正面にカーブミラー等の遺産は発見する事は出来ませんでした。
 
そんな訳で…心までも閉ざしてしまった可哀想な次男の真相は土に埋もれたまま解明出来ませんでした。(どうかご存知な方、情報を下さい!)
さて、ここ平蔵地区にはまだまだ昔の道が残っています…。次のページでは“穴”は出てこないけどまだまだ続きますヨ。^^/
 
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