《長志上隧道》(仮称) 【1:地図に載っていても接近は大変w】

探訪日:2009.04.30
提出開始日:2010.04.29
この頁完成日:2010.05.11
この頁修正日:2010.05.17
 
目的物件の地図
上のYAHOO!地図以外の地図サイトはこちら⇒【Googleマップ】【Mappion】【ウオッ!ちず】
 
今回ご紹介する物件は…以前発表しました『大原の廃隧道』からそれほど遠くない場所のお話になります。(気が付けば…1年前の探索ですf^^;)
上のデカイ地図で[+](動かしちゃったらリ・ロードね)が今回の目的地で…右下の青いマークが、ゲジゲジ一杯夢一杯『大原の廃隧道』です。
今回の物件もつい最近まで書店で売られている大抵の地図帳に描かれていた(ウオッちずと同じ)と思います。
Yahoo!地図では最近消えましたw 以前は…ワイワイマップと同じく、点線の道が描かれていました。【こんな感じ】に。(2010.5.17追加)
“点線(破線)の道”と ---)   (--- {←隧道記号}という毎度お馴染みのパターンでして…その気になる現地が見たくてGOGO~=3=3

2009年4月30日11:23。 今日は出遅れましたけど…探索開始! 現在地は右の航空写真で青いマークの所です。(写真で位置合せ)
これから進む方向は…右の航空写真で左下(南西)の堰に一旦近づき、それからはその堰の北側に沿って進み………隧道を目指します。

上の画像奥で右カーブする所に進みました。

地図を見ると、アスファルト舗装が池の先まで続くだろう…と思うのですが、ここで突然ダートになります!

実は、この探索の2年前に自動車でこの道を行こう!ってやった事もありましたっけ。
ハイ、今日は徒歩です!絶対徒歩です!^^;
つまりこの先はそーゆー事になります…w

次の画像は…あの先、右カーブしてここから見えなくなる所になります。
さて、その右カーブを進んでおります…
そろそろ前方に堰(農業用の貯め池?)が見えてきます。
地図(航空写真)と同じですね。

次の画像は…右カーブの曲がった先になります。

ところで、画像はなるべく大きくお見せしたいんですけど…
この先暫らくは…いつでも来れる平凡なダート道をただひたすらトレースするだけなので、大きい画像はサーバーに負担をかけますよね。
という事で…特に驚く事が無い限り画像は節約サイズになります。^^;
右へカーブした先は…
左折すると…堰の堤体前に行ってしまうだけなので、ここは直進です。
そう!ここを直進した道こそ、今回のターゲットであります!!

コンクリート舗装の上り坂が見えてますけど…
そういえば地図では隧道の先が点線で描かれていたので、ここにコンクリート舗装が在るっていう事は、このままこれが続くんでしょうネ。
今回は楽勝かも???
ところで…そのコンクリート舗装の上り坂途中右、草むらの中から勢い良く水が流れる音が飛び出しています!?
恐ろしいですねぇ………ww
真下へ続く真っ暗な穴が隠れています!まるで落とし穴みたいw
その奥(下)は、後ろの堰(池)から流れ出ている水が流れています。

落ち葉が積もっていますが…コンクリート舗装の坂道を上っています。^^;  (左画像)
進行方向左手に立ってる看板を読める様に近づきました。  (右画像)
進行方向からその看板の方向へ90°左を向くと…
名も無い(私が知らないだけ。f^^;)堰だか池だかが広がっています。

さて、コンクリート舗装の坂道を上りきった所です。進行方向左手には堰が近づいていて、この先は突然にダートになっちまいます!!
ではここでもう一度現在地を確認しておきましょう。右の航空写真で青いマークの所まで来ました。(写真で位置合せ。地図とは少しズレます。)
Yahoo!地図では道が描かれていないので、ウオッ地図で確認すると【この辺り】に居ます。
これから暫らく…現在地から左上へ、堰に沿うこんな感じの道を進みます。

上の画像のちょっと先の右カーブです。


★ここから先暫らくは…特に何か珍しい発見や驚きが無かったり、
特に説明が必要と思われる以外は、文章を省略させていただきます。

その代わり…画像を順番にご覧いただけると、道の雰囲気や状態をお伝え出来る様に意識しながら撮りました。
つまり…カーブ等で見えなくなる頃に次の画像へ繋がっています。
(前後の画像に必ず位置が確認出来る要素が入っているつもりです。)

右カーブの先。
左手には堰。  (左画像)
これから先はシングルトラックになります!  (右画像)

先ほど、右画像の先(シングルトラックになった先)です。
 
上の画像で、右手から上へかけての大きな木を過ぎて2m位の所。
 
上の画像で、暗くなっている所から撮りました。
右画像の辺りで、90°左を見ると…堰だか池だかの水面がこんなに近いんです!  (左画像)
こんな恐ろしい道…4輪車では絶対に来たくないですw。  (右画像)

先ほど、右画像で見えなくなりそうな所から先です。
 
右画像は、1つ上の画像の先です。
ずーっと左手に見えていた堰(お池?)は、そろそろこの辺りで終了です。 しかし、ホントに道は水面ギリギリですね!  (左画像)

進行方向左手の堰(池)から今まで歩いて来た道を振り返って見ました。
画像左側の陸地が1つ上の画像を撮った道なんです…水位が上昇したら大変です。^^;

さて、先を急ぎましょう…
すると、開けた場所に出ました!(1つ上画像で奥に見えていた倒木もご参考に。) さーて、道はどっちへ行った?

さて、ここで現在地を確認しみましょうか。 右の航空写真で青いマークの所に居る様です。(写真で位置合せ。地図とは少しズレます。)
Yahoo!地図では道が描かれていないので、ウオッ地図で確認すると【この辺り】に居ます。
因みに、探索当日はGPS等“自分が今何処に居るのか?”が判るアイテムを持っておりませんでした。f^^;
印刷して持参の地図(ウォ、Y!、Go)では、この辺りから道は左へ進路を曲げているってさ…。今一番知りたいのは、今何処に居るんだい?

上の画像で…手前に在る倒木を越えて、
もう一本向こうの倒木に近づきました。

参ったなぁ…道が消えてしまいました!?
さーて、どっちに進めばいいんでしょう…?

次の画像は…この倒木の1つ向こうに少し見えている倒木を越えた辺りになります。

さー困りましたw 前方には激藪しかなく…道が直進していた気配が薄いんです!
そこから左を見ると、広大な平地が広がっていた感じなんですが…これも航空写真で見えていますよね。 元は田んぼですね。
あれあれあれww。 印刷して持ってきた地図と航空写真だと、このまま直進する事になっていますが…どっかで道を外れたかーな?f^^;

とりあえず………(おもいっきり深呼吸して~)(はぁ=3==3=33)  前方へ突撃~!  (右画像)
すると…
Σ ( °∀ °)  あ゛!? ←蜘蛛の巣にかかった!
ヒぇーーーーーーww Σヽ(ヽ °ロ °) Ж←デカイ蜘蛛

因みに…その位置で左手には田んぼだったらしい湿原が広がっています。  (左画像)
もしかしたら…今、進もうとしている道はこの田んぼに行くだけだったのでしょうか? 本当は右の山へ突入する道を見落としたのでしょうか…?

さー困りましたw 本当に前方は激藪しかなく…道が直進していた気配が無いんですってば!
さてここで、個人的なつまんない余談話なのですが…探索当日は“風邪ひいた”らしく…頭が痛くて歩くのも辛い状態だったのです。
そんな体調なら引き返えせばいいのに…それでもズルズル鼻水を垂らしながら、何となくズルズル激藪へ突撃していました。f^^; 
今思うと…あの時の心理は何だったのかしら? 別に…体調が良い日に出直せばイイのにねぇ。 Σあっ!ティッシュ持って来るの忘れた…

で、その激藪を抜けたら下の状態でごじゃいます… (鼻水じゅる…)
後ろを振り返るとこんな感じでしたw

何であんなに激藪化しているんだYO!

さて、もう一度進行方向を向いています。
一旦消えたと思った道が再び復活しました!!
と、上の画像で4m位進んだら…
足元(の先)に久しぶりの人工物を発見しました。
確か…池を過ぎた辺りから、空き缶などは落ちてなかったと思います。
別に何の変哲も無く珍しくない空き缶が落ちていただけですが…一旦通り過ぎたのに、また戻ってその空き缶を観察しています。  (両画像)
その近くには水道で使う塩化ビニールパイプの切れ端も落ちています!  山から水を引いていた遺産でしょうか。

さて、その空き缶の飲み口が『プルトップ』式だから驚いたんですよ!(右画像)  プルトップ?何それ?の方は→Wikiを【ご参照下さい。】
この様に“廃れてそれなりの時が流れた”廃道に落ちている空き缶の殆どが『プルタブ』式だと思ったからです。
確か1990年代より前の缶飲料は殆どが『プルタブ』式だったと思います…1990年頃から『プルタブ』式から『プルトップ』式に変りましたよね。
当時「プルタブを●●枚集めて応募すると…抽選でオリジナルグッツが当たる!!」なんて大手飲料メーカーさんでやってたのを覚えてます?

つまり、意外にも“最近の製品”が落ちていたので…この道は廃道化してまだそれほど年月が経過していないだろうと思ったから驚いたのです。
少なくとも1990年初め頃まではここまで誰でも簡単に入って来れたのだろうと思います。その後は急速に廃道化したのでしょう…。
だって、牛乳ですよ…当時からこんなに荒れた道なら、もっと水っぽい『スポーツドリンク』とかそれこそ『水』を飲みたくなると思いますけど。^^;
今では廃田になっている田んぼが生きている頃…作業休憩時に飲まれたものでしょうか…。 ハイ、私の暴走した推理はこんなもんです。f^^;

私の(鈍い)頭を使い過ぎて脳がヤバイので、早く先へ進みましょう…
上の画像奥で左へちょっとカーブします。(説明要らないですね。)
で、そのカーブの先は…またYABUです。(;°д °)嫌だなぁ…

この時期の藪はもうウンザリ… ┐( °~ °)┌  だって、私はホントに虫が苦手なんですから!蜘蛛の巣キモチ悪りぃーーーの!ww
つー訳で、その激藪を避けて…先ほどから進行方向左手に広がる廃田を迂回する事にしました。
田んぼの中。所々ぬかっていてそれが深かったりしてヒヤッ!なんてのもありますが…藪に比べたら遥かに快適で早く進めます~=3=3
道を正確にトレースしようとせずに、もっと早くこっちを選択していれば良かったですねぇ…。f^^;

おーととっ!つい調子に乗ってしまい、先ほどパノラマ画像で左手方向へ行きそうになってしまいました…。そっちは隧道とは違う方向でしょ?
さて、ここで現在地を確認しみましょうか。 右の航空写真で青いマークの所に居る様です。(写真で位置合せ。地図とは多分少しズレます。)
Yahoo!地図では道が描かれてないので、ウオッ地図で確認すると【この辺り】に居ます。多分…。(先ほどパノラマ画像右側の植物にご注目)
という訳で…そろそろ道へ戻らないと山へ上れそびれてしまいます! と思ったら…何となくウォーターブルーの線が見えてきましたヨー^^/
ハイ、あれが先ほどの藪の先から隧道へ続いている道っぽいですね。 では、これからピンクの線の様に進んでみる事にします。
ウォーターブルーの線ピンクの線を消すには《ここ》をどうぞ。 

ここを上ると道に戻れます…
たたた… ε=ε=ε=┌(; °д °)┘ よっこいしょー
ほーら、再び道に戻りました!
上の画像で左を向くと…隧道へ続くっぽい上り坂が始っています。  (左画像)
上の画像で左を向くと…本来は道が続いていた筈なのに、今は藪だけw  (右画像)  法面が崩れたのでしょうか?

ハイ、再び隧道方向へ進んでおります。(上の2つ並んだ画像左側の奥に居ます。)
因みに…現在地は右の航空写真での辺りです。赤い線はここまでの軌道を描きました。は、先ほど動く航空写真の青いマーク位置です。

この上り坂を上がれば、今回の目的となる隧道へ到着する筈です…。
ここから先、隧道に到着するまでコメント文を控え目にします。

特に説明が無くても前後の画像が繋がる様に意識して撮りました。
(前後の画像が繋がる目印となる植物や岩等の共通点があります。)
 

カメラは水平です。(上画像)

足元は…降雨時などに水が道を川の様に流れた跡が目立ちます!(下画像)

 

もしかして…間違えて沢を上っているんじゃないでしょうね?(上画像)

だって足元はこんな感じですよ!道より川みたい…  (下画像)

 
そろそろ尾根に近づいてきたけど…
あぁ━━━━━━(# °ロ °#)━━━━━━ッ!

もしかして………(いきなりドキドキ)
どきどきドキドキDOKIDOKI………(毎度この瞬間がたまりません!)
.∵・( °∀ °)・∵. 確定っしょっ!?
Oh───!!
向こうから希望の光が見えるヨー
1cmでも隧道を短くしたかった様な坑口周辺…
それを考えると、これも古い隧道なんですね!
後ろを振り返ると…
こんな道を上って来たのでした。
 
ホント当日は体調が悪くて…無理せず引き返せば良かったものの、気が付くと隧道へ到着してしまいました!!
でもね…その瞬間から不思議と頭痛なんて忘れてしまうし、鼻水だっていつの間にか止まっていたのでした!?
今考えるととても不思議。f^^; でも、ここに到着した頃は体が熱くなっていたのでそーなったのでしょうけど…。
次のページではその“病が治る”隧道の内部をご紹介します。あっ!まだ入るのダメヨ!説明書をよーく読んでから入りましょう~。(何だそりゃ?)
 
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