《三川隧道》(仮称) 【3:向こうから光が見えても油断ならぬ】

探訪日:2010. 1.27
提出日:2010. 2.20
 
という訳で…大変長らく勿体ぶりましたが、いよいよ洞内へご案内いたします。

おっと!
入洞の前にコレをやらせて下さい…。

 三川隧道(仮称) 
 南側坑口 

私が坑口前で「あーでもないこーでもない」ってアングルに悩んで、今度は私が彼を待たせる始末!←その割には上手く撮れない…f^^;
あまりにも待たされるので…
d氏も洞床にちゃかりサインしていました。(右画像)

d氏と比較して、坑口の大きさがお解かりいただけるでしょうか?
因みに…d氏の身長は私よりも数cm低いと同じ位。
(参考:まききの身長169cm位です。)

この直前にd氏が撮った坑口の写真は【こちら】になります。
↑隧道道:三川隧道(1)より

こちら側から入洞しようとする時に、
誰もが気づくであろう右のソファー…
どーして、ここに置いてあるのさ?

それはそうと、洞内は地層の模様が如何にも“B NO SUBORI”ですね!
毎度、地元の私でも素敵だと思ってますョ。
ハイ、大変長らくお待たせしました!
照明を点灯し、奥へ進んでみましょう。

洞内は一直線の緩い上り坂になります。
因みに、この地層の模様は…
こんな感じでd氏が撮影した方が美しく撮れてました。

d氏が撮ったその写真は【こちら】になります。
↑隧道道:三川隧道(3)より

d氏右のそのソファー。
軽ワンボックスカー中列から外した物だと思いますが…どうでしょう?
もし、ここで車種まで特定出来たら相当なマニアでしょうね。^^;
この穴はヘッドレストの穴でしょう…。
難しく言うと…道路運送車両の保安基準第22条4でいうところの、
『頭部後傾抑止装置』ってゆー物がここに付いていたんですか。
ねっ!だからこのソファー、元は自動車のシートっぽいですよね。

でも、何の為にここに…。

その自動車のシートらしき物に座ると、
この様に隧道の壁が見える訳ですが…
そこに気になる文字列が彫られているのを見付けてしまいました!《こんな感じに

こーゆーモノを彫るという事は…
この隧道は平成6~9年頃には既に、
“入洞したら何か記念を残したくなる”
様な気持ちにさせる廃隧道になっていたのでしょうか?(廃隧道に興味があればだけど。)

『えみ』さんが平成6年3月6日に来てます。
『マユミ』さん、ちょっと大雑把じゃない?
本当は平成九十日と彫る筈だよね。
これらの周りを探しても、男性用の名前が見当たらなかったのも不思議ですねぇ…。
しかも日付が違うので、それぞれ1人で来たんでしょう…。一体何者なんだ?
Σにょ゛! “女性オブローダ”ーですか?
ならば!そんなお二方のどっちか…
ヨッ●氏の彼女にならないかい? *^^*

さぁーて…そろそろHIDランプが暖まって100%の明るさになりましたので、私が17日に残した数字の先へ進んでみましょう!(右画像)
(左画像は2010年1月17日に、手前に落ちている木の棒で彫りました。)

ハイ、
今回からの新兵器。
↓↓↓↓↓↓↓↓

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・■・・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


・・・ が洞内延長で
■ が現在地です。
といっても…
精度は保証ナシ^^;
上のデカイ画像右下の藁(ワラ)。近くの水田の産物に違いない…。
“里と田畑を楽に最短距離で結ぶ”為の隧道だった事を想像させます。
足跡なんて1つも無い洞床。
これから私達で一歩一歩足跡を付けて行くのも嬉しい♪
しかし、一方では全く未知な隧道なので…
いくら向こうの光が見えるからといっても、安心は出来ないです…。

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・■・・・・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


この時にd氏が撮影した、天井を見上げた写真がとても素敵でした。

d氏が撮った写真は【こちら】になります。↑隧道道:三川隧道(4)より
左右の壁面には、ノミでカンカン彫った様な跡が無数にあります。
(画像は右だけですけど…。)

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・■・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


あれ?画像手前の洞床にご注目。
この部分だけ茶色い物体が積っています!
何でしょう?蝙蝠さん達のウ●コかな?

この時d氏が撮影した写真の方がイイかも。

d氏が撮った写真は【こちら】になります。
↑隧道道:三川隧道(4)より
なーんて思ったら…左上にポツンと孤独な蝙蝠さん発見!
それにズームイン!》←ムクムクで可愛いでしょ?
このウンコみたいな堆積を踏んでみると…
オカラみたいな状態の堆肥という感じです。ちと臭う…。
その真上を見上げても…思い当たる動物は全く居ない!
変だなぁ…ここに蝙蝠のコロニーとかが在ってもイイ筈ですけど。
 撮影位置インジケーター 
 南口 ← 北口 
 ・・・・・■・・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


その位置で後ろを振り返って見ました。

 撮影位置インジケーター 
 南口  北口 
 ・・・・・・■・・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


何となく天井を見上げながら進むと…
何だべ?あの黒い塊は…?
その真下で天井見上げる…。
あぁ…居た!やっぱり居たヨ!
同じ様な素掘でも“全く居ない物件”も在ったりもします…。
この隧道は“居る物件”だったんですか
さっきからそーゆー匂いを感じてたもん…。

画像を大き目にしたのはゲジゲジ祭りだけをお見せしたいのではなく…
中央には“導坑”の跡が確認できますよね!
では、リクエストにお答えしまして…(誰もリクエストしてないってば!)
ゲジゲジ祭りの様子をどうぞ。

doodoongoo氏:ヽ( ´¬`)ノ 「あぁ…旨そう~…。」
そいじゃ、洞内左上壁面のこーゆーのもどうぞ。^^/

本日限定先着1名様限り!
千葉県産カマドウマのお徳用詰め合わせセットです。

因みに、試食も出来ます。箸は用意されていないから…《こーやって

(当サイトは虫がメインではないので画像は節約サイズでご勘弁ネ。)
ありゃ?
ここで洞床が急に綺麗になったと思ったら…
この様な『無限軌道』の跡を発見しました!

この様な跡を残す車両(機械)は…
第一に思い当たるのが『油圧ショベル』とか。
農作業等で使う『ミニクローラー運搬車』等も考えられますね。

このクローラーの跡は…ゴムのクローラーではなく、のクローラーの様な気もします。
そうなると…やっぱり油圧ショベルの可能性が高いでしょうね。(鉄型の跡に見える?)
つまり、この隧道をそれが抜けたって事は…
三川林道で“ここをバイパス道を造る工事”
の前後に残されたものだとも考えられます。

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・■・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


隧道延長のほぼ中央部です。
ふと天井を見上げると…
見事なノミの跡が広がってます!

この時d氏が撮影した写真の方がそれがハッキリ見えます。

そのd氏撮影の写真は【こちら】になります。
↑隧道道:三川隧道(5)より
隧道の中央部を過ぎる頃…
入洞してからここまで上り勾配だったのが、
この先は下り勾配になります。
 撮影位置インジケーター 
 南口 ← 北口 
 ・・・・・・・■・・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


中央部から後ろを振り返って見ました。

 撮影位置インジケーター 
 南口  北口 
 ・・・・・・・・■・・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


中央部付近では見られなかった黒い点…
これから先の天井には、それがまたポツポツと増えてきました…という事は!?

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・■・・・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


その位置で後ろを振り返って見ました。
中央部を越えた先の様子です。
(↑4ページ追加時に修正しました。)

にゃ?これから先の洞床は穏やかではなさそうですね…。《前照灯を下向きにする
上の画像でも確認出来ると思いますが…
右壁面に居たよ!d氏が大好きなアレ。^^;
まぁ…当然こーなります。^^;

で、だから在ります!?【オオゲジをイジっている2人の動画
ハイ、2人共バカです。(笑) イヤ、せめて手の平に載せなさい!
(オオゲジさんはさぞかし迷惑だったでしょう…。ゴメンなさい。)
そしてそれが、このオオゲジさん。
他の仲間は天井に密集しているのに、何故かこの子だけ孤独なの。
この後、今夜はdの夕食でオカズの1つになります。

☆先ほどの動画の様に、この子は一旦洞床に落ちてしまいました…
しかし…それから約2時間後、また元の位置に戻ってました!
あぁ~良かった。^^; オオゲジさん、ゴメンナサイ。¥

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・・■・・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


出口まであと20m位。
地層の模様が美しい!

でもね…その先には落盤によって土砂が積っていますよ。
ハイ、これがその土砂の山。
その洞床に積った凸に対応する凹みが当然在る訳ですよね。
d氏がそれを撮る…
d氏が見た先はこんな感じ…。
模様が美しい♪

あの凹みが落っこった訳ですね!
さてもう一度、その落ちた土砂凸。

画像では判らないのですが…
天井からの水滴がポタポタ凸に落ちてます。
その水滴の供給元の天井を見上げると…


し、刺激的~!!

もっと刺激が欲しい方は…《ズームします
あんまり光を当てるものですから…
ゲジゲジ祭り!大騒ぎになってしまいました!!

因みに…この凹みのオオゲジさん達は動きが速いですよ。
いつ落ちてくるか判らない…ゾゾゾォ…。
そんな感じでおっかなビックリ土砂を越えて振り返って見ました。
上の画像で左上に(見えないけど)居た蝙蝠さん。

 撮影位置インジケーター 
 南口 → 北口 
 ・・・・・・・・・・・・■・・ 
 ※矢印はカメラの向き 


出口まであと10m位。

外へ出る前にもう1つ落盤の山が在ります。
d氏が撮ってくれたその上の天井の模様も綺麗でした。

そのd氏撮影の写真は【こちら】になります。
↑隧道道:三川隧道(5)より
d氏が撮ってくれた写真が全体的にオレンジ色なのは彼のカメラの故障ではありません。HIDを縦にした直後だからです。
(ランプが水平になる様に使用するのが原則らしい…。)

私達にとって全く未知だった隧道…。洞内を満喫した後はそろそろ抜けてしまいます。
最後にもう1つ落盤の山を越える事になります。(左画像)

 撮影位置インジケーター 
 南口 ← 北口 
 ・・・・・・・・・・・・・■・ 
 ※矢印はカメラの向き 


隧道を出る前にその落盤の所から振り返って見ました。

楽しかった隧道も残り数m…。

隧道の外から内部を振り返る…。

ハイ、
無事抜けました~♪

 三川隧道(仮称) 
 北側坑口 
 
反対側の光がハッキリ見える真っ直ぐな素掘隧道…。しかし、その内部は外から想像も出来ないほど“見所”が沢山ありました。
今、北側坑口に立って思うのですが…。もしこの隧道が現役で、舗装済みならば…スピードを出して隧道を抜けたら相当危険だなって。
何でかって?それはね…こちら側から隧道へ入って真っ直ぐ下り坂スピードが出る出る~南口を出ると崖!道は急に右へと曲がっていますから!
さて、次のページでは…この隧道の北側を見てみましょう。この後、現道(三川林道)との位置関係が解かりますよ。^^/
 
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