《怒田の水没隧道》(仮称) 【3:入口は∩でも中身は△】

探訪日:2009. 1.12
提出日:2009.12.28
 
事前にネットなどで正体を知ってしまっても…わざわざ見に行きたくなる隧道ってありますよね。
そういったマニア心くすぐる隧道が全国各地にありまして…千葉県以外の『旭隧道(新潟県)』や『戸谷隧道(石川県)』とか…挙げればキリが無い!
一方、千葉県内ではこの水没隧道(水没トンネルが一般的?)がそんなマニアックな物件の1つだと思います。特にオローダーの方々に…。^^;

さてさて…現在地は右の地図で青いマークの所です。目の前には憧れ(?)の水没隧道が開いています!
この東側坑口のコンクリート坑門…事前にネットで見ていたのですが、やっぱり実物を目の前で見ると興奮と緊張(?)で手が振るえます。^^;

さぁー入洞開始!

ここから見る限り、水没の心配は無さそうですが…。
坑口から続くコンクリ巻き立ては10m位で終了して、∩穴から△穴へと急変します!

コンクリ巻き立てが終了して直ぐ右に何となく目が行ってしまいました…

Σをわっ!?ゲジっ!?
っと思ったら…カマドウマが沢山居ます!!
おっとと!…
ほら、直ぐ左の壁にも真っ黒に密集してる!
天井にもカマドウマの塊があちらこちら…。
因みに、ゲジは見ませんでした。
(↑今日はゲジ居なくて寂しいんでしょ?)

隧道延長の4分の1位進んだ所です。

へ?何だありゃ!?
左右の壁の下側に水没を彷彿させる跡というか線がくっきり見えますけど…
時期によってはその線の所まで水没しているんでしょうね!

素掘の洞内でそんな水位まで水没するとなると…恐ろしい事になりそうです…。
そのまましゃがみこむと…
やっぱり、洞床には割目ができてます!
何でこーなってんの?この下空洞かい!?
気が付いたら陥没っていうのはやーヨ。^^;

ちょっと大げさに考えてしまいましたけど…
その割目を覗き込むと《こーなって》ました。
まぁ…天井からの水滴が集中して落ちてこーなってしまったんでしょう。

ここで後ろを振り返って見ました。

∩形のコンクリ巻き立てが、△形の素掘に無理矢理突っ込んであります!
△の頂点と∩との隙間には、土砂を入れてその穴埋めをしたんでしょう…。

さて…隧道延長の中間地点辺りです。

後半はちょっと水が溜まっています!

さて、その水溜りに近づくと…
思ったよりもグチャグチャ泥ドロです!
皆さん、苦労して通っている様です…。
問題は、その先の水溜り!
一歩踏み出すと…ご覧の様な深さです!!
オマケにグニョグニョで足を捕られます!!
どちらかといえば…進行方向左側の方が浅い様にも見えるので、左の壁を伝わって進みます。

Σあわわわっ!!
こういう時に限って、デカイ蜘蛛がその壁で待ち構えている…。^^;
私は蜘蛛の巣も苦手だけど…蜘蛛本体だって苦手なんだってば!
あひゃひゃ…
ジャブジャブ…ヨロヨロ…ジャブ…ヨロヨロ…
危く、もうちょっとでその泥水へ転倒しそうになりながら…なんとか難関を越えました。

難関を越えたところを振り返りました。
こうして見ると…大した事ない水溜りに見えますが。^^;

照明を《奥へ照らす

さぁ~、明るい西側へ出ましょう。

隧道を抜けて振り返ると…西側坑口。

こちら側から見ると、
如何にも“水没しているぞ!”っていう風陰気ですね。^^;
 
とりあえず無事に『水没隧道』を抜ける事が出来ました!でも、事前の調べではもっと水嵩が高くて“長靴なんかじゃとても無理”っぽかったけど…
いずれにせよ、冷たい思いもをしないでこうして無事に隧道を抜ける事が出来たのは本当にありがたいです♪ ではこの先も進んでみましょうネ。
 
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