坪呂沢隧道(←正式名称。タイトルだけ修正・追加)
《一宮の廃隧道》 【2:地図上で道は点線でも隧道はしっかり】

探訪日:2009. 1.14
提出日:2009. 8. 2
正式名称追加日:2010.11.16
 
帰ろうか…藪の中を覗いてみようか…でも…やっぱり帰ろうよ…いや、後で後悔するのは嫌だなぁ…
よしっ!ここは男ならパリッと決めようじゃないか!………と意気込んでみたものの…やっぱり今度にしようよぉ…。でも…このまま帰るのは…。
あ~もぉ~ハッキリしろYO!このままじゃ、日が暮れちまうぞ!おいっ、どっちにするんだYO!ヘニャヘニャで湿気た煎餅みたいじゃないか!
あ、あの…私、………ぬれ煎餅なんですけど…。

でも…やっぱり藪にカメラを突っ込んじゃいました!そうだ、忘れていましたけど…現在地は右の地図で[+]の辺りです。

(あ痛たた…でもこうやって潜って…突破。)
その藪を越えて振り返って見ました。

裏から見ると大した藪ではないのでした。

しかし、勿体ぶりますねぇ…。どう見ても、この風陰気は…穴を目前ですってば!藪を越えてもすんなりと坑口は見せてくれないの…。(左画像)
右側の法面も限界になって…その先は、石切り場みたいに上まで綺麗にカットされています!(右画像)

上の画像で写っているモジャモジャと法面の間を進むと…。あらららら…!?
先ほど、あんなに駄駄を捏ねておいて…。
(ブレてゴメンナサイ。やっぱり暗過ぎます。)

ど~ん!

ここまでの道を考えると…本当に以外で穴は無事でした!

つまり、これが東側の坑口ですね。

本当は、坑口の正面からパノラマで撮りたかったんですが…先ほどのモジャモジャが邪魔で、それは既に諦めてます。
とりあえず…上の山が気になって撮った2枚の画像を並べてみました。(重ねてもパノラマは難しかったのでそのまま並んでます。)

 
隧道に向かって左側も凄くお見事です!
パノラマ合成が上手くいかなかったので、
残念ながら2つの画像になっています。
(上側画像の左に続くのが下側の画像。)

ちゃんと向こうから光が見えるし!
どうやら、水没も大丈夫そう…。

学生の頃…
皆から恐れられているスゲー怖い先輩に、
「おい!後で体育館の裏に来いっ!」
って突然呼ばれて…!?
あぁ…マズイ…心当たり一杯あるし…
もう絶対絶命~! ガクガクブルブル…
もう…顔の形が変わっても仕方ない…。
そう覚悟して、体育館の裏に向かった…。
すると、いきなり胸倉を掴まれて…
「なぁ…昼休みにオマエのチャリ貸せよ!」
あれ?でも絶対に帰って来ないよ…愛車。
(声が裏返って)「はっ、はいぃ、喜んで!」
ところが、チャリは午後には無傷で戻り…
翌日、コーラを奢ってもらってしまった!!
それと同じ様な心境だったでしょうか。

《画像にマウスカーソルを重ねるかクリックで照明を点灯した事になります。》
では、入洞開始!

本当に綺麗な模様。
洞内中央に向けてサミットが設けられている様です。
入洞して直ぐに振り返ります。

なるほど…
上の山から落ちてきた土砂と倒木が道を半分以上塞いでいた訳でした。


↓↓ハイ、ここ重要!試験に出るってヨ↓↓
(蛍光ペン用意してネ。マッキーはダメだヨ。)

土砂は、上の山から落ちてきたんですよ!
隧道が崩れた訳ではないんですよ!

洞床は…
足跡一つも無い!
動物の足跡だって1つも無い!
タイヤの跡だって見当たらない!

この隧道さんにとって私は“久しぶりのお客”
なんだろうか…。
何だか、嬉しい様な…寂しい様な…。
中間地点辺りです。
中間地点を過ぎました。(上の画像ご参照。)
この様に“模様にズレ”というか…
地層に大きな変化が見られます。
合成に失敗した画像みたいですネ。f^^;
そのまま…後ろを振り返りました。
綺麗でしょ?

あっという間に出口です
つまり、西側坑口になります。
ハイ、西側坑口付近でもう一度振り返って見ました。

中間地点よりややこちらに向かって下り坂になっています。

隧道を抜けた先は…
見事な掘割が右カーブしています
こちらの坑口前は倒木も土砂崩れも無し!
う~ん、素晴らしい

隧道を出て振り返って見る西側坑口。

ふふふ…このまま、里まで行けるかも?

(ミュージックスタート!!)
♪どこまーでも、どこまーでも
♪果てしない空~
♪信じている限り~
♪夢は止まら
(↑↑↑テープが失速↑↑↑)

あ~あ、やっぱりネ。
信じてないからなのか…?
元の廃道に戻っちゃた!!

でも、今までの道を思えば…
頑張れば行けるけど…
しかし…
目と鼻の先には民家らしき建物が見えるのですが…重機(油圧パワーショベル)が動いていて、人の声やトラックの音もする…。

このまま進んで…
“ガサゴソ森からこんにちは”するには、ちょっと人数が多いし…勇気要るなぁ…。

(←画像はズームで撮影しました。)

ハイ…f^^;
結局はそのまま野生化を目指して山へ…。
またここでも人見知り癖が本領発揮でした。

とか言っても…迫り来る夕暮れにヒヤヒヤしながら、右の地図で[+]の辺りの右カーブにさしかかります。

そこで進行方向右手(行きは左手…当たり前だけど。)の地面に目線を下げると…相変わらず例の看板が静かに横たわっています。(左画像)
それを通り過ぎて振り返えると…夕暮れ間近のこぼれ陽が竹林の中を照らしています。(右画像)

ここでちょっと自己満足…。その場所の看板さんに再び立ち上がっていただきました!ちゃんと掃除してあげましたヨ。v^^;(左はズームイン)
あっ!でも、正しい文章は『通行止 トンネル手前に崩壊 の恐れあり』で、いかがでしょうか?
ここで提案ですが…こういう規制標識にはちゃんとした理由と“その場所で崩壊してる写真”も付けたら説得力はだと思いますけど…。f^^;

最後にオマケです!?スタート地点の踏切で撮影した画像です。(左は、13:07撮影。右は、14:50撮影。)
う~ん…冬は陽が短いですねぇ。もし、この時間からあの道へ入る…!?♪嫌だねっ!たら嫌だねぇ~(カーン!←音痴!だから鐘は1つ。)
 
地図に点線で載っていたこの道。気になられた方も実は多いのではないでしょうか?
道の状態からして、初めはどうなるかな!?と思ったのですが…隧道があんなに綺麗だったのは本当に意外でした!
この廃道を完全に踏破してませんが…隧道を見れたので、これでヨシとします。ご覧下さいましてありがとうございます。
 
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