ボツネタ簡易レポート─━─━ボツネタも披露します。^^;(←そうしたらボツではないじゃん。)
鴨川有料道路第一隧道【封印した様に塞がれてます!】

探訪日:2009. 4.19
提出日:2010. 1.13
 
目的物件の地図
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その昔…鴨川有料道路(県道24号)には、2つのトンネルが存在していたのを覚えていますでしょうか?
その1つは、現在でも旧道で静かに現役な『鴨川有料道路第二隧道』。
“第二”と在れば当然“第一”が在る訳ですが…1990年頃にその第一隧道をバイパスする現在の新しいルートが新たに建設されました。
あれから20年…(←綾小路気きみまろ風に)あのトンネルは今どうなっているのか…? 現在、ほとんどの地図でその隧道は描かれていません
でもね、現道から見るとそのトンネルへ続く道は残っていそうだし…航空写真でも道はハッキリ見えるし…。 ハイ、気になって見に行ってみました。


詳しい地図で見る ←使用できません!右の地図をどうぞ。
現在は、左の航空写真の様に切通しになってますが…かつては《こんな感じの線形》をトンネルで抜けていたのでした。
航空写真を見ると…隧道の南側からのアタックが良さそうです。なんてたって北側は現道からその道の入り口が判りません!
南側の道は、航空写真で見るとセンターラインも見えるほど状態が良さそうです!これなら完璧でしょう。あとは坑口に柵が在るかどうか…?
右はその場所の動く地図です。(もちろん航空写真にもなります)

画像は右の航空写真の青いマークの位置で北に向かって撮影しました。正面の真下にその問題のトンネルが残っている筈です。

その場所から右を見ると…お馴染み        看板と平行に旧道のラインとガードレールが見えますよね。(左画像)
正面は私有地なので、その右の法面辺りから上ってみましょう。(右画像)

ハイ、上りました。
これがその旧道ですね!
(画像は南側を向いて撮影しました)
その先は現道と合流する事もなく、突然途絶えています。
後付でしょう…蓋が無い排水溝が旧道を分断しています。

では、そのトンネルが在る方向へ行ってみましょう。
裏から見た、あの看板。
残念ながら…旧道を車が通る事は全く考えていない様です!
なるほど…君津市から鴨川市へ飛び込んだ瞬間に

        と見せたいんですか。

でもね…この看板が設置されてから数年後に、君津方面から鴨川へお越しになるには国道410号が主流になっちゃうんですの。^^;
 
足元をよく見ずに歩いていると…
─*─*(°ρ°) うぎゃあ゛ーー!!痛゛いぃ~!

後ろを振り返る。

航空写真で見えた“はみ出し禁止”センターラインの舗装道路。
おっ!鴨川有料道路っていえば…『ガードケーブル』!
当時この道路では、ガードレールよりも多かったと思います。
そのガードケーブル、房総では段々と数を減らしている気がします。
その後ろには…

Oh… Ben key!

It’s “OTOKO” style.

うひひf^^; いつかこれをやってみたかった。(大手サイト様のパクリ)

そろそろ…
あんれ………???
(・_・)?
終…オワッタ………(涙)

最後の望みは…
左下の色が変わっている扉っぽい所ーっ!
グイグイ………
ピクリとも動きません!扉ではなかった…

せめて隙間から中を見てみたかったけど、何にも見えない…。
排水用の穴だって開いていないんです!

何かヤバイ物でも封印してある様に完全にコンクリで塞がれています。
扁額も素直には見せてくれないの。w


そうなると、反対側が気になる訳でして…
この状態ではたぶん塞がれている確立が高いけど確かめますか。^^;

といっても、現道に戻ってぐる~と迂回するのは面倒ですねぇ…。
そーだ、高巻きして反対側に回ってみましょう。
坑門の上は急斜面。その左上は(装備無しでも)何とか上れそうです。
上ったよ!ハァハァ…ヒー…ハァハァハーァーハァー…
ヤッホォー!素晴らしい眺め♪

あにゃ?我が愛車を止めた駐車場にお客さんが増えています!?
愛車から離れる時は誰も居なかったのに…。
その車の持ち主がまさかこんな所に居るなんて思わないでしょうね。
そのまま足元を見ると…^^;

再び山へ戻ると、道っぽいのが出現!?
 

その道っぽいのを進むと、見覚えのある光景が再び…。
 
こっちもイイ眺め。
足元はこーなっています!

そこから右下へと下る道っぽいのを発見!
鴨川有料道路が出来る前はこういう道が在ったのだろうか…?
そんな事を考えながら数十m進んで、呆気なく道っぽいのは消滅。
遥か向こうには現道のコンクリ法面が見えてます。

そろそろこの下に、トンネルへと続く道が見えてもイイ頃なのに…
眼下には緑ジャングルが広がっています。
とりあえず…トンネル北側の方向へと下りてみましょう。
もうそろそろこの下に旧道が見えても良さそうなんだけど…
Σあゃー! 突然に残念な結果が見えちゃったー。^^;
ハイ、北側も南側と同じく厳重封鎖です!
こちら側は荒れ放題!
そのまま現道方向を見てもご覧のとおり!
南側は坑門前までちゃんと舗装が残っていたのに…こっちはすげぇージャングルです。

でもね、扁額だけは見せてくれそうです。^^/
『鴨川有料道路第一隧道

昭和41年12月竣工。

こっちにも在った、色が変わっている扉っぽい所ーっ!
こっちは隙間が大きいぞ! ヒッヒッヒッ…見えるか~な?
残ー念ー!!
この奥は壁だけなのか…土砂が充填してあるのか…それも謎のまま。

その時、左足に冷たい感触が付いたと思ったら…チクッ!?
一瞬何が起きたのか判らなかったけどズボンを捲くるとΣギョぇ
(毛深いお見苦しい足で失礼します…。f^^;)

12:27なのでなのは分っているけど…ほんとにヒルかよ!?
この時、生まれて初めてヒルに喰われたので思考回路はパニック!
よーしよしよし…(←犬かよ!)冷静に冷静に…落ち着くんだ…。

みるみるを吸われて赤く膨れるヒルを直ぐに引き剥がしたいけど、
それをやると後で大変らしいので…
たまたまリュックに入っていたライターで炙ってみました。(アチっ!)
すると、ヒルは簡単にポロッって落ちちゃいました。^^;
因みに…その前後とも特に痛くも痒くも感じる事はありませんでした。

またヒルに喰われる前にサッサと現道へ脱出しましょう。=3=3
 

 
その表。
トンネルの方向を振り返えるとこの様ですよ!

進行方向右に法面が続いているので、これは道だったと判るけど…
この辺りが現役の頃は南側と同じく、ちゃんと舗装道路でしたよ!
 
上の画像に見える木の所で、90度左を見てもこのとおり!
その木の所で振り返ってもこのとおり。

少し進むと、突然に藪の勢いは弱まった様です。
後ろを振り返ると…。あぁ…その藪へはもう戻りたくないです。

少し進むと…右にコンクリ法面を発見しました!
やっぱり進路はこれで間違っていない様です。
ありゃ?突然、陸が無くなっています!?
いよいよ現道に合流…
と思いきや、結構な高低差を下った先にエンジン音が通過している。

その先は路面は全て失われているけど、側溝だけは生きていました。
振り返る。
下を見下ろすと…現道が見えました!
これだから、向こうからは見えなかった訳ですね。^^;
側溝はまだまだ暫く続いている様です。

今はどの辺りに居るんだろう…
そう思ったその時、左下に見慣れた看板が見えました!?
ズームインしてみる

ハイ、もー判ったでしょ?旧道と現道の関係が…。

昔はこのレベルのまま料金所の手前で急降下していたんでしたっけ?
この先は…過去のお話が全て失われている様です。
その位置で後ろを振り返って見ました。

さて、現道へ(安全に)下りれそうな場所を探していると…
在った!ありましたヨ!嬉しい事にロープまで用意して下さるんです!
それを下りて見上げました。
今思ったけど…あのロープって使って本当に大丈夫なのか?
とりあえず、今回は無事に地上に下りられましたけど…^^;;

下りた地点であの看板を見る。つまりそんな位置関係になります。
今下りてきた旧道の方向をこうして見ると、
その入り口が判らないのも納得いただけると思います。
昔はトンネルで越えていた山…現在は切り割りで迂回しています。
その切り割りを通って鴨川市へ戻ります。
 
先ほどは、あの天辺から見下ろした訳です。
ハイ、スタート地点へと戻りました。
正面には…鴨川市へようこそいらっしゃいました。
 
ボツネタ簡易レポートはこれで終わりです。皆様もガッカリしない様にこれらがお役に立てれば幸いです★ご覧下さいましてありがとうございます。
 
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